地域SNS全国フォーラム「姫路宣言」 
 今回の全国フォーラムでは、開催10回目を記念して、「出会い、ふれあい、支え合い、紡ぎあい、そして進化する絆—空気を読むな、風を読め!」をテーマに開催しました。基調講演とトークセッションを経て、8つの分科会を通じて参加者の皆さんで、自律した人たちがどうつながるかについて、考えることできました。
 各分科会では、活発な議論の結果、メッセージが次のようにまとめられました。
『グローバルソーシャルメディアと地域SNSの連携・役割分担』
地域の課題解決に必要な機能を自由な発想でデザインしていこう。
『災害時にSNS が機能するには』
災害時に地域SNSが機能するためには平時からの準備をしよう。その活動を維持するためにはリアルな活動との連携が必要であり同時に地域SNSの維持にもつながる。
『ソーシャルメディアとこれからの地域情報化のゆくえ』
地域SNS、地域メディア、そして地域クラウドへと、ますます顔が見えるICT、ICTの地産地消を目指そう。
『SNSと観光がおこす、文化・産業・地域』 「伝える観光情報」ではなくて「伝わる観光情報」を集約し、地域の魅力をしっかりわかってもらう工夫をしていこう。
『地域を元気にするコミュニティメディアの実践と未来』
できるかどうか気にする前にカメラを渡そう。すると勝手に、いろんなものが動き出す。
『教育・生涯学習への地域SNS の活用-think globally act locally』 活動にのめり込みこもう。関わり続ける思いと信頼が地域を支える。
『地域SNS の栄枯盛衰に学ぶ、繁栄を目指すキーワードとは』
それぞれの地域SNSが本来の「目的」に立ち返る時期。血の通った管理人の存在や育成が重要。地域を良くしたいという思いを持った行政職員は、1人称で参加しよう。
『ワークショップ/地域ソーシャルメディアをビジネスに生かす』
作り手・売り手・買い手の物語をつなぎ、人を巻き込む仕組みを作ってビジネスを成長させていこう。
 少子高齢化、過疎化、グローバル化の中で、我が国がどう生き抜いていくかが問われています。
 ICTの世界では、グーグルからフェイスブックへのシフトが進みつつあります。それは、コンテンツ中心の世界が、「人」中心の世界へ移行すると捉えることができます。  規模の小さな地域SNSと、全世界に5億人ものユーザーを持つフェイスブックを「対抗」とみるのは間違っています。それぞれの長所を使いながら、「つながり」を作り、それを豊かにすることが求められています。
 政府・自治体の財政が硬直化する中で、地域の生活を維持するには「共助」を広げていくしかありません。その第一歩は、「知る」ことです。地域を知り、隣人たちを知り、遠いところでの成功事例を知る。そうした積み重ねから、一歩一歩、「つながり」を豊かにし、助け合える関係を創り出しましょう。
 地域を活性化するために、「知る」「動く」「つながる」をホップ・ステップ・ジャンプと考えて、安心・安全、豊かで楽しい地域づくりのために、みんなで頑張っていこう!!
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